トイレのタンクにペットボトル!?

2020年4月6日の投稿

トイレのタンクの中に・・・

トイレの詰まり除去やトイレの交換にお伺いさせていただいた際に、トイレのタンクの中に水や砂の入ったペットボトルや石が入っていることがしばしばあります。

ご覧になられている皆様はこの理由おわかりでしょうか?

ペットボトル等を入れる理由

上記のような物が入れられている事がしばしばあるので、お客様にその理由をお伺いしたことがありあす。

すでにお分かりの方もいらっしゃるとは思いますが、その理由はズバリ「節水」です。

トイレのタンクに溜まる水の量というのは「浮き球」によって制御されていることがほとんどです。

トイレ使用後にレバーを「大」の方向に回すと、タンク内の水をほとんど使いきるように流れます。

ひと昔前のトイレでは「約13リットル」の水が一度に流れることになります。

それだけ多くの水が流れることが分かっているからこそ、ペットボトルや石を入れて節水しようと考えるわけです。

確かに一度に溜まる水の量は減るので節水になることは間違いありません。

しかし、同時に流れる水の量が減るわけですが、ちゃんと流れてくれるでしょうか。

タンク内の水の量の設計

トイレというのは、緻密に設計されています。

レバーを「大」の方向に回したときに、一度で排泄物とトイレットペーパーを流し切る設計です。

タンク内にペットボトルや石を入れることによって、お客様ご自身でその設計を崩していることになります。

その結果、トイレの詰まりが起こったり、便器内に排泄部やトイレットペーパーが残ったりすることになります。

極端な言い方になりますが、お客様ご自身でトイレを詰まらせているということになるのです。

その他にも、タンク内に入れた物がタンク内の部品に引っかかって「吐水不良」や「止水不良」が起こったりします。

レバーが回せなくなったり、いつまで経ってもタンクに水が溜まらず便器内に水が流れ続けるといった症状です。

トイレの節水

トイレで節水を考えてらっしゃる方は非常に多いと思われます。

ですが、トイレが詰まりを起こしてしまったり、故障してしまったりしては元も子もありません。

トイレが詰まったり故障してしまうと、ご自身で対処できない限り多額の費用が掛かってしまいます。

そうなると、上記のリスクを負ってまで節水した意味がなくなってしまいますよね。

ではどうすればリスクを負わずに節水ができるのでしょうか。

節水型トイレへの交換

ここ最近のトイレは非常に節水機能に優れた商品が多くなっています。

トイレを交換するだけでかなりの節水をすることができます。

トイレの節水を考えていらっしゃるのであれば、トイレの交換も一つの選択肢だと思います。


TOTO製の最新組み合わせトイレ※(ピュアレストQR等)では、「大:4.8L 小:3.6L」と非常に少ない水量になっています。

従来の13リットルのトイレと比較すると、半分以下の水量しか流れないことになります。

13リットルのタンクにペットボトルや石を入れても、さすがにこの水量にはできませんし、仮にできたとしても高い確率で詰まりが発生します。

最新のトイレは、従来のトイレとは流れ方が違います。

トルネード洗浄と言って、渦を巻くような流れ方です。

排泄物の流れ方の研究に研究を重ねて、上記のような非常に少ない水量で流せるようになっています。

※組み合わせトイレ・・・便器、タンク、便座を組み合わせるトイレ

現在、従来のトイレをお使いでトイレの節水が気になる方がいらっしゃいましたら ぜひ一度弊社にご相談ください!

緊急駆け付けはもちろんのこと、トイレの交換工事も行っております。